2025年3月期第1四半期は、円安によるインバウンド需要の高まり等の影響により、主力のジュエリー・時計・ブランドバッグ・ファッションの相場は人気商品を中心に横ばいから小幅高で推移いたしました。このような環境の中、当社は積極的な新規出店、メリハリを付けた買取価格設定等に取り組んだ結果、良質な商品が確保できるなど、量・質ともに個人買取が好調に推移いたしました。
売上高につきましては、個人買取の好調に加え、法人仕入を積極的に行ったことにより、在庫を潤沢に確保することができたことから、前期にオープンしたKOMEHYO SHIBUYAをはじめとした国内の販売店舗では、インバウンドを含む小売が好調に推移いたしました。また、新規出店やエリア拡大といったグローバル展開の加速、個人買取が好調に推移したことによる法人販売の増加が奏功し、当初の計画を上回って推移いたしました。
利益につきましては、売上高に占める小売の割合が高まったことや、自社オークションの出来高が向上したことで売上総利益率が向上したことに加え、経費を想定通りにコントロールできた結果、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益のいずれも当初計画を上回って推移いたしました。
また、為替相場等の影響により各商材の相場は不安定な状況が続くものの、第2四半期以降も個人買取が順調に推移する見込みであることに加え、第1四半期に確保できた在庫が、第2四半期以降の売上高に貢献するものとして想定しております。
以上の理由により、景況感の急激な変化や予期できない天候不順等が発生しないことを前提条件として、売上高144,500百万円、営業利益8,470百万円、経常利益8,400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益5,560百万円を見込んでおります。