SUSTAINABILITY

トップコミットメント

創業以来、コメ兵ホールディングスは事業を通じて社会課題に向き合い、その解決に貢献することで成長を遂げてきました。私たちの原動力は、「商売における誠実さ」と「良質へのこだわり」です。

真贋判定やメンテナンス等モノの価値を高めるプロセス、お客さまとの関係づくりを大切にし、ビジョンである『リレーユースを「思想」から「文化」にする。』を実現するべく、生産者や使用者をリスペクトし、モノに込められた想いもリレーしてきました。私たちのビジネスに対する想いや姿勢は、これからも決して変わることはありません。 ※『リレーユース』は、「モノは人から人へ伝承(リレー)され、有効に活用(ユース)されてこそ、 その使命を全うする」という想いが込められている当社独自の概念です。

一方で、世界では今なお大量の商品が作り続けられ、消費され、廃棄され続けております。それに伴い、環境破壊や人権問題など様々な課題が引き起こされています。自然資源は有限であり、生産と消費の仕組みを根本的に見直さなければなりません。

コメ兵ホールディングスにとって、サステナビリティとは、まさに私たちのビジネスモデルそのものです。事業を推進することで、社会課題の解決に寄与することが最も重要であると考えています。今あるものを長く使い、有効活用するリユースは、新たな自然資本を必要としない、地球の大きな循環に貢献できる産業と信じています。私たちは、リレーユースを社会の当たり前にすることで、モノの価値ができるだけ長く、より豊かに循環する社会を、生活者の皆さまと共創していくことを目指します。

そのために、私たちは「事業マテリアリティ」を核として、社会や環境も踏まえた「ESGマテリアリティ」を特定しています。「リユースを社会の当たり前にする」「公正なサステナビリティの追求」「独自の技術力で価値を再生する」「リユース市場のさらなる発展」など、事業を通じてリレーユースバリューチェーンを構築・循環させること、また、「地球の大きな循環に沿う循環型社会の実現に挑戦」「多様性の尊重と社会への誠実さ」「永遠の成長と発展に向けた未来志向のガバナンス」が、私たちの取り組むべきマテリアリティです。

これらの目標を達成するため、「サステナビリティ基本方針」を定め、グループが一体となって具体的な取組みを推進しています。これらの推進こそが、持続可能な社会の実現と当社の企業価値の向上につながると考えているためです。

これらのサステナビリティ目標を含め、ビジョンを実現するためには、コメ兵ホールディングスで働く従業員一人ひとりが価値創造力を高め、社会的課題を解決していくことが不可欠です。人材育成・マネジメントに積極的に取り組み、従業員一人ひとりが持つ、個性や能力を最大限発揮できるような環境を構築し提供していきます。多様な人材が働きやすく活躍できる環境の構築と提供、そして環境・社会に配慮した公正で健全な事業活動に努めてまいります。

これからも、私たちはすべてのステークホルダーの皆様と責任ある対話を重ねながら、世界中で「リレーユース」の文化を根付かせ、持続的な社会の実現に貢献していきます。

コメ兵ホールディングス 代表取締役社長
サステナビリティ委員会 委員長
石原 卓児